１年生最後の「先端科学技術入門」は、愛知工業大学経営学部経営学科の石垣尚男教授による「スポーツと眼」をテーマとした授業でした。
石垣先生は、2007年9月発売の「ニンテンドーDSメジカラトレーニング」を監修したことで高名な先生です。世界で320万本を売り上げたゲームソフトの開発者として、テレビ番組の「世界一受けたい授業」に13回も出演しています。「DSメジカラトレーニング」続編として、新たに3DSのゲームを昨年発売。他にも読売巨人軍の新入団選手にスポーツビジョンの測定と講義をしたり、趣味の釣りでもマスコミに登場するマルチに大活躍している先生です。「視力とは」「視力の決め方」など基礎的な解説を皮切りに、スポーツでは視力より情報を集める力（見る力）が重要で、動くものを見る「動体視力」や広い範囲を見る「周辺視野、眼球運動」、瞬間的に見る「瞬間視」と言った「スポーツビジョン」には個人差があることなどを解説されました。一流アスリートがトレーニングに使い始めた「シャッターメガネ」も、先生が開発に関わられたとお話がありました。最後に静止画を使った「メジカラ」のゲームで授業を終えましたが、演し物盛りだくさん、あっという間の90分の授業でした。