名電高NEWS

第21回先端科学技術入門

更新 授業・学科

第21回先端科学技術入門

11月14日(水)、21回目の先端科学技術入門が行われました。

今回の講師は、国立開発法人理化学研究所から橋爪様にお越し頂き、「創薬とタンパク結晶」というテーマで講義をして頂きました。
はじめに有機化学・有機化合物について、またご自身の今までの研究のお話をしていただきました。その後、
・理研の創薬・医療基盤技術プログラムについての紹介
・構造生物学と病気
  生物を形作る巨大な生体高分子、特にタンパク質の核酸が連携して「生命」を維持するために働いている。
  核酸・タンパク質が必要以上に働いたり、サボったりしている状態を「病気」(バランスが崩れた状態)と考えることができる。
  1990年以降、タンパク質構造の「鍵穴」(ポケット)にはまる「鍵」(薬剤)の設計ができるようになった。
  X線結晶構造による設計が貢献した医療(エイズ治療薬、高血圧治療薬、インフルエンザ治療薬、抗がん剤)
・宇宙兄弟のエピソード
  ISSきぼうでの実験でタンパク結晶を得て、構造を解析、ALSの創薬に繋ぐ。
 
⇒ 高品質タンパク質結晶生成実験 (ロシア・ソユーズかプログレスにて国際宇宙ステーション(ISS)に運んで結晶を作って日本に持ち帰る。
  こうのとり7号機の物資回収(2018年11月11日小笠原諸島・南鳥島沖で回収に成功、15日奈良に輸送)
・「きぼう」利用・・・タンパク質実験/創薬での取り組み
  筋ジストロフィーの進行を遅らせる
・微小重力の特徴
  無浮遊・無沈殿、無対流、無静水圧、無容器浮遊
・4℃結晶化実験(宇宙実験による決勝品質向上)
 
◎自分の興味(したいこと)何か
     ご自身の今までやられてこられたことや愛知県の航空宇宙産業を説明され
     「好きなこと、楽しいこと、興味があることを大切に」とアドバイスをしていただきました。
 
     多くの生徒の質問にも丁寧に答えてくださり、本当にありがとうございました。
ページの先頭へ